日記 #3

今日は一日特に何もなく怠惰に過ごしていただけなので、書くべきことが全く浮かばない。浮かばないなら書かなければよいだけにも思われるかもしれないが、こういうものは一度書かなければあとは段階的にフェードアウトしていくものであると、これまでの人生から心得ているので書かぬということは終わりを意味するのである。

ではなぜ終わってはいけないのかと問われれば、読者がいるわけでもないこの自己満足的文章の後ろ盾になるものはない。しかしながら初投稿時に綴ったように、この文章が人間的成長あるいは社会的躍進などの効果を期待する私自身としては死活問題とも言えよう。何はともあれ今日もパソコンに向かい、こうしてない話題から文章をひねり出していることが答えだ。

 

私は他人の書くブログは読んだことがないので想像もできないが、音に聞く、毎日更新のブロガーとは一体何をそんなに文字にすることがあるのだろうか。私が他人と比べて非活動的であることは自覚しているが、それにしたって毎日書くようなことがあるだろうか。更新を続けていくうえで、他人の文章を参考にするということはきっととても重要であろうが、誰かのやり方を見て自分自身の文章に影響がでたり個性が失われるのではないかという危惧が常にこちらを覗いているので、見てみようという気にはなれない。

そしてもう一つの疑問で言えば、読者は何がおもちろくてブログを読むのかということだ。前述したとおり、私は私自身のためにこの文を書いているし、それなりに楽しんでやっている。有名なブロガーになった人たちはお金が稼げるから書いているのかもしれない。しかし読者はどうであろうか。少なくとも私のこの文章たちから、見ず知らずの誰かの役に立つようなことがないのは明らかだろう。

しかし、読んだことのないものの価値を見定めようとするのは愚の骨頂だ。私は新参者の下っ端に過ぎないのであるから、そのようなことを考える意味はないだろう。

ともかく、私の気ままに綴るこの文章を面白がれる稀有な人間がいるかは甚だ疑問であるが、もし一人でもそういった人がいるのなら、私は嬉しい。また明日。